【Mele Grand 受賞のご報告】Designer’s FESTA 2025 にて、2つの審査員特別賞を受賞しました
- melejewelrytokyo
- 7月9日
- 読了時間: 6分
こんにちは。Mele Grand デザイナーの Asuka です。
先日、Mele Grandとして2025年5月23日〜25日に代官山で開催された展示会「Designer’s FESTA 2025」に出展させていただきました。
展示会の会場は、代官山駅近くのDAIKANYAMA GRAGE(SPACE1 1F)。
たくさんの素敵なブランドや作品が並ぶ中で、Mele Grand のジュエリーも多くの方にご覧いただき、とても幸せな時間となりました。
今回の展示会はMele Grand にとっても印象深く、そしてたくさんのご縁と学びに満ちた3日間でした。
その様子を、少しだけレポートさせていただきます。
ディスプレイ・搬入

展示会前日は、ブースの搬入と設営。
今回Mele Grandのディスプレイのテーマは、
大人の色気と余裕
ラグジュアリー感
少しやんちゃな冒険心
マチュアな男性に似合う、ラグジュアリーだけど少しカジュアルなデザインのジュエリーのイメージが伝わるといいなと思い、ディスプレイを考えました。
白いクロスに、ブラック、グレー、ゴールド、ブラウンのベーシックな色味で統一しようと思い、什器などを用意。
前日までに準備して考えていたディスプレイを形にしてみたものの、最初は少し「しっくりこない」状態ではありました。
そんなとき会場にいらっしゃったスタッフの方に、なんとなくディスプレイに関するアドバイスを仰いでみました。
彼がいうことには、「ブラウン(ウッドブロック)が真ん中に集まりすぎているんじゃないか?」と。
そこで若干の配置換え。
ウッドブロックの代わりに、溶岩の無骨なブロックにしてジュエリーが傷つかないようにスウェードの端切れを敷く形に変更してみました。
すると、驚くほど空気が変わり、Mele Grandのテーマである「荒々しい自然」を表現できたような気がしました。
ほんの少しの変化で、こんなにも印象が違うんだなとすごく勉強になりました。
あの時アドバイスをくださったスタッフさん、的確ですごかった。
本当にありがとうございました。
そんなこんなで出来上がったディスプレイがこちら。

かっこよく整って、すごーく気に入っています。
展示会3日間
ブースも整って、いよいよお客様を迎える展示会当日。
期待と不安が入り混じり、緊張もありつつ、割と和やかな雰囲気。
会期中は、以前からMele Grand を応援してくださっているお客様が足を運んでくださったり、たくさんの初めましての方々にブランドを紹介させていただくことができました。
作品について直接お話しできる機会は本当に貴重で、改めて“対面で届けること”の大切さを実感しました。
一期一会の出会い
特に嬉しかったのが、初めてのお客様にMele Grandのシグネチャーアイテムでもある、溶岩のリングをお買い上げいただけたこと。
なんとなくご試着いただいたところ、サイズもぴったり。
身につけた途端にすごく気に入ってくださって、悩みに悩んだ結果ご購入くださいました。

私は女性目線で「男性の皆さんにこういうジュエリーをつけてもらったら、絶対かっこいいぞ。」と思いながらデザイン・制作をしています。
それがピタッとはまって、一目惚れ的にリングをお迎えいただけたことはとても嬉しく忘れられない経験となりました。
ジュエリーは展示されているだけでは未完成で、お客様にお召しいただいてこそ完成するのだなと改めて実感しました。
ジュエリーに込めた想いを伝える
また、協賛企業の方々もたくさんブースに立ち寄ってくださったので、その都度「Mele Grandがどんなブランドなのか」「どんな想いを込めて製作しているのか」ということをひたすらに説明させていただきました。
溶岩・崖・山脈・大地などのハワイの雄大で荒々しい自然をテーマにデザインしていること
男性が身につけやすいようにあえて燻し加工を加え、ハワイアンジュエリー特有の輝きを抑えていること
日本の男性にももっとジュエリーを気軽に楽しんでほしいと願っていること
シンプルなコーディネートにこそ、Mele Grandのジュエリーを合わせて欲しいこと

私が大好きなハワイの言葉があって
「Pali Ke Kua, Mahina Ke Alo」というものなのですが、
直訳すると -背中は崖のように、顔は月のように- という意味です。
ハワイの美しい女性を表す言葉で、つまりは「姿勢が良く、明るい表情をした女性が美しい」ということ。
私はこの言葉が大好きで、自分もそういう人になりたいとずっと思っています。
常に背筋を伸ばし、どんな時も笑顔をたたえている素敵な女性に。
自分のバングルの裏側にもこの言葉を刻印して、いつも忘れないように心がけています。
なぜ「崖」をモチーフにしてジュエリーを作ろうと思ったのか聞かれた際に、このエピソードをお伝えしたところ、とても興味深く話を聞いてくださいました。
自分が大切にしてきたことを受け入れてくれて、想いが伝わった感じがして、すごく嬉しかったです。

嬉しいご褒美
実は今回の展示会では、多数企業様(宝飾業界の製造・加工・流通などに携わる専門企業)が協賛くださっていました。
その協賛企業様が審査員となり、出展ブランドの中から「感性・技術・将来性を感じたブランド」をそれぞれの視点で選出して贈る「審査員特別賞」が用意されていました。
私も展示会では審査員の皆様に、自分のブランドに込めた想いをひたすらぶつけさせていただきました。
その気持ちが伝わったのか、結果、なんと2つの審査員特別賞を頂戴いたしました!
井上貴工賞
シーフォース賞
井上貴工様は「加工のプロフェッショナル」、シーフォース様は「ジュエリー製作のすべてを支える総合技術商社」。
そんな宝飾業界のプロから評価をいただけたことは、大きな自信になりました。
先日、展示会の表彰式が恵比寿で執り行われ、賞状と賞品を頂いてきました。


もう、めちゃくちゃ嬉しかったです。
展示会に挑戦してよかった!
ブランドも私自身も、たくさんたくさん成長できました。
井上貴工様、シーフォース様、本当にありがとうございました!
まとめ
最後になりますが、このような素晴らしい機会をいただきましたDesigner’s FESTA の主催者様をはじめ、運営に携わってくださったすべてのスタッフの皆さま、また、審査員としてご評価くださいました協賛企業の皆さまに、心より御礼申し上げます。
そして、いつもMele Grand を応援してくださる皆さまのおかげで、今回のような出展や受賞のご縁をいただけたことを改めて実感しております。
今後も誠実に、ものづくりに向き合ってまいります。
引き続き、Mele Grand をどうぞよろしくお願いいたします。

Mele Grand
Designer : Asuka




コメント